「学校、楽しかった?今日は何して遊んだの?」
「ぐるぐる(回る遊具)でずーっとぐるぐるしてた!新しい技を開発したよ!」
「へ~、だれと遊んだの?」
「うーん、一人!あと、草の上で側転の練習した!」
「そうなんだ!誰と?」
「・・・一人」
はい、この会話、うちの日常のやつです(笑)
親の会話は今日の楽しかったことを聞くようなフリwして、「この子はちゃんと友達いるのかな?今、どんな子と遊んでるのかな?人間関係に問題はないかな?」という内容にフォーカスしがちです。
今回は、小学生になった我が子がどうやら学校に馴染めてないような気がする;;、友達がいないんじゃないか?と悩む親御さんへ向けての記事になります。
友達がいない=寂しいというのは親の思い込み
自分の小学1年生の頃を思い出してください。
私は鉄棒に燃えまくっていましたw(年がばれそうだけど)
もう、何よりも鉄棒がやりたすぎて、友達とつるんでいない私なんていう考え方にフォーカスしていないんですよね。
むしろ、私は親が転勤族で赤ちゃんの頃から転勤しまくっていたので、友達を作るのはめちゃくちゃ得意な方でした。
はたから見たら仲良しの友達がいない感じのうちの子に、聞いてみたんです。
「ねぇ、友達と遊んでない事って寂しい?仲良しな友達がいないのって寂しい?」と。
そしたら娘、即答。
「ぜんっぜん!!!だって、みんな好きだけど、大好きな子はいないんだもん。」
そうかー。。(笑)
むしろアッパレ!!!www
「一人でいる私」、「友達のいない私」を恐れて別に好きでもない子とつるんでいた私と違って心が強いわと思いました。
小学生の友人関係は一生もの?
ママ友達に聞いてみたんですよね。
小学生の頃の友達って、どんなんだった?と。
そしたら99%のママたちが、大人になって連絡取りたいと思えるような子はいない。
親友って人生で1人か2人できるかできないかだもんねっていう意見で。
※ 残りの1パーセントってのが実は私の妹なんですけど、彼女は彼氏も絶対妥協しなかったタイプの人で、友達も好きでもない人とつるまない!という考えの人なんです。
だから友達だった人ってのはほとんど今でもよく遊んでいる人。
そういう人って珍しいんだなぁと、沢山アンケート取ってみてよくわかりました。
ネットでも調べてみたんですけど、小学生の頃の友達と会っている人ってほぼいなくて、しかもいる中でも1年に1回未満っていう人が93%なんですって!!!!!
・・・それって同窓会じゃね???(-_-)
小学生なんて、いかにみんなテキトーな友人関係であるかっていう証明ですよね(笑)
子供の自己肯定感を低下させないで!!!
「なんで友達出来ないの?」
「もっと〇〇したら友達出来るんじゃない?」
「遊ぼうって言ってみたら?」
「そういうところがダメなんじゃない?」
人間、十人十色なんだよなーって痛感する今日この頃。
親の価値観を押し付けるとどうなるかって、めちゃくちゃひん曲がるんですよ!!!
本当の意味でできる友達って、正直高校生以上とかじゃないですか?大学生でできる友達、バイトでできる友達とか、大人になってからじゃないです???
ここはね、親が冷静にならないといけないんです。
- 友達ができないから私はダメな奴
- 魅力がないから友達がいないんだ
- 人気がないとお母さんにダメ出しされちゃう
子供にこんな風に卑屈になってほしい親なんていないですよね。
そんなに自己評価下げちゃったら、余計友達出来ないわ><
いつか、人生のいつか、いつになるかわからないけどきっといつか、この子の前に現れるであろう親友に待ってました!!!と出会えるように、親のかけてあげるべき言葉はこれよね;;
きっとあなたの魅力に気付いてくれる人がどこかにいるよ。
こんなに優しいんだもん。こんなにいい子だもん。
ママはあなたを世界一大好きだもん!私が言うんだから間違いないよ。
あなたが大好きになる子が現れるよ。
ママだって、生まれて何千人という人達にあってきたけど、今毎日一緒に居たいと思えるような大好きな人ってたったの3人位しかいないよ。
それを、クラスのたった30人の中から見つけろって無理な話だよね。
自分が親からかけてもらいたい言葉はどっちなのかって話。
友達のできないあなたへの威圧
or
いつか、気の合う人が現れる事を祈ってるよっていう楽観的なスタンス
「友達作りの名人だね♪」からの私
とにかく、転勤の多かった私の父。
私はどこの学校に行ってもすぐに友達を作って帰ってきました。
だから全く親は私の事を心配していませんでした。
「お前は友達作りの名人だね♪すごいなぁ。」
って言われ続けました。
・・・確かに、今でも知らない人とすぐに友達になる能力は半端なくて、この頃に培われたものだと思います。
でも、これだけははっきりと言えることは
子供には「親から言われた私へのイメージを守ってしまう」という心が働いてしまうっていうこと。
引っ越しの度に友達ができるかどうかにフォーカスされていたから。
「優しくない」と言われると、優しくない私を演じてしまう。
「友達作りが上手」と言われると、このイメージを崩したくないと思ってしまうんです。
友達を作ると親に褒められたから。
友達がいないと親に心配されるから。
そこに私が好きか嫌いかそうでもないかっていう感情は存在していないのです。
むしろ、そういうのがわからなくなってしまいました。
アラフォーになって、初めて「自分が大好きだと思える人と友達になった!!!」と実感しています。
いつも、一人ぼっちでいる人に声をかけ、みんなが仲良くなれるように無意識で動き、輪を大事にし、まるでアダルトチルドレンの典型!って感じで生きてきました。
信じられないかもしれないけど、親の顔色うかがって生きてきた結果、私は好きな異性とも付き合ったことがなくて、ずっと言われるがままに断れなくて付き合って苦しくて・・・最後の付き合いではそのまま結婚してしまっています><
自分が大好きだと思える人と友達になる!
そうじゃないなら一人でもいい!
って、私にとってはとてもかっこよくて輝いて見えます!!!!!
そこには親の意思ではなく、自分の気持ちに素直に生きてるから。
子供のヘルプには敏感に。そうでないなら見守って!
お子さんが、一人でいることを「苦しい」と思っているなら力を貸してあげて欲しいです。
でも、そうでないならそのままでいいんです。
価値観って、みんな違うから。
やりたいことがわからない
好きなことがわからない
親友がいない
これ全部、親の助言のせいなんじゃないかしら?って私は思っています。
親の意見は求められたときだけでいい!!
幼少期から合わせて、ずーっと友達に囲まれて生きてきた私。
親でさえ、私がこんなになにも選択できない人間だなんて知らないだろうな(笑)
むしろ、親が一番知らないと思う><
大丈夫、一人でも楽しいんだもん。
クラス替えして、仲良しに出会えるかもしれないし。
ずーっと出会えなくても、大学生になったら出会えたり、仕事仲間が大親友になるかもしれない。
人生で、きっと本当に気の合う親友って1~2人だから。
今がすべてじゃないよって、そういってあげて欲しいです。
さいごに~学校の外での友達も
娘には、0歳からずっと仲良しの友達がいます。
それは、私のママ友の娘さん。
学校に仲良しがいなくても、世界中のどこかに子供を愛してくれる人がいたらそれで充分なんですよね。
もし学校内でいなければ、習い事をさせたりママ友の子と遊ばせてあげるのもいいかもしれません。
でも、多くのママ友が「母に連れられてよくその子供と遊んでいたけど、別に好きじゃなかった」という意見がものすごく多くて驚きました(笑)
子供同士が気が合うことと、親同士が気が合うこともまた別だから色々難しいですねw
参考までに(笑)私の大好きな友達履歴
最初にできた、一番の仲良しは幼稚園時代のいちかわひろしくんです。
父の会社の家族寮に入っていた男の子です。
引っ越して、もう連絡とることはなくなりました。
人生で最初に自分が選んで大好きになった友達は、4年生の時のやすいみほちゃんです。
それまでの友人関係はまったく「好き」とはかけ離れていました(笑)
ただ、一緒にいただけ。
親から見たら同じように見えていただろうけど、私の中では全然違いました。
転校して、もう連絡を取れません;;
本当に本当に、大好きでした。
その後の人生では大好きそうに見えていたけど別になくても何の支障もない人達です。
ブログってすごい(笑)
私を知ってる人がこれ読んだらゴーンとなるだろうな。
でも、それが事実ですwww
17歳のバイトで出会った店長が、人生を変えるほどの大親友になりました。
年の差何歳?わからん。
18歳くらいかな?
年なんて考えたこともない程、大好きです。
そして39歳まで飛びますwww
同じ幼稚園(K3)で出会ったママ友と、きっと死ぬまで親友です。
そして同じ時期、英語に困り果てて通った英会話スクールで出会った5歳年下のあいか。
そんなかんじ。
小学校一年生なんて、最悪な三角関係でした(笑)
あ、女子のね。
今、この気持ちを持ったままあの教室に戻ったら、絶対に仲良くなりません。
・・・そんなもんなんですよ、小学校一年生の人間関係って(笑)
子供が友達いないんだけどって悩むすべてのお母さん達が、楽になりますように。
子供の未来を信じる底知れぬ力が沸き上がってきますように。
私は信じています。
いつか、優しい我が子を見つけてくれる人が現れる事を。
そして、超リスペクトしています。
一人でいることを恥じない強さを持っていることを。
大丈夫。
大丈夫。
今の経験、どんなことも、全部が力になるから。
人の目を気にして居たくない人と気を使ってつるまなくていいよ。
私たちがしなければならないことは、子供の自己評価を無駄に下げない事。
それに尽きる!!!
共に、ゆっくり見守りましょ♪