おむつを開けて、いつもと違う色だった瞬間の、あの心臓の縮む感じ。わかります。
赤ちゃんのうんちは、ほとんどの場合、色が変わっても心配いりません。ただし、例外が3色だけあります。ここだけは、覚えておく価値があります。

すぐ受診してほしい、3つの色
白っぽい(クリーム色・灰白色)胆汁が腸に流れていない可能性があります。胆道閉鎖症などのサインであることがあり、早期発見が非常に重要です。母子手帳に「便色カード」が付いているのは、まさにこのためです。
赤い(血が混じる)おむつかぶれや肛門の小さな切れで、少量の鮮血が付くことはあります。ただ、イチゴジャムのような粘り気のある血便は、腸重積などの緊急性のあるサインであることがあります。機嫌が悪い・激しく泣く・吐くなどを伴う場合は、すぐに受診してください。
黒い(真っ黒でタール状)消化管からの出血が疑われます。ただし、鉄剤を飲んでいる場合は、黒っぽくなることがあります(この場合は問題ありません)。
受診したとき、必ず「どんな色でしたか」と聞かれます。言葉で説明するのは、驚くほど難しいです。「黄色っぽい…でも緑っぽくもあって…」。その場でおむつの写真を撮っておくと、診察が一気に早く進みます。少し抵抗があるかもしれませんが、これは本当に役に立ちます。
黄色・緑・茶色は、基本的に心配いりません
一方で、よくある色の変化は、ほぼ問題ありません。
- 黄色: 母乳の子に多い、典型的な色です
- 緑色: 空気に触れて酸化すると緑になります。時間が経って緑になっただけのことが多い
- 茶色・こげ茶: 離乳食が進むと、大人の便に近づいていきます
- 粒々(白いつぶ): 母乳やミルクの脂肪分やカルシウムのかたまりで、消化不良ではありません
色よりも、機嫌・食欲・体重の増え方のほうが、ずっと大事な指標です。
「出ない」は、何日からが便秘なのか
回数の話もしておきます。
新生児期は1日に何回も出るのがふつうですが、生後2〜3か月ごろから急に回数が減ることがあります。これは、腸が発達して効率よく吸収できるようになった証拠で、2〜3日出なくても、機嫌がよくてお腹が張っていなければ、便秘とは限りません。
便秘を疑うのは、次のような場合です。
- 出るときに強くいきむ、痛がって泣く
- コロコロと硬い便になっている
- お腹が張っていて、機嫌が悪い
- ミルクや母乳の飲みが落ちている
「何日出ていないか」だけでは判断できません。 状態とセットで見る必要があります。
「たぶん一昨日…」では、助言の精度が上がらない
小児科で必ず聞かれるのが、これです。
「最後にうんちが出たのは、いつですか」
そして、たいてい正確には答えられません。寝不足のなか、何日も前の記憶を辿るのは無理です。 「たぶん一昨日…いや、その前かも」と答えると、医師も「じゃあ様子を見ましょうか」としか言えません。

ママレコでは、おしっこ(💧)とうんち(💩)を別々に記録できます。うんちは、かたさ・色・量まで残せます。ワンタップで、時刻は自動です。
そして日付詳細を開けば、その日に何回出たかが一目でわかります。「最後に出たのは3日前の朝です」と言えるだけで、返ってくる助言の精度が変わります。
記録は、不安を減らすためにある
うんちの記録なんて几帳面すぎる、と思われるかもしれません。でも、目的は几帳面さではありません。
「あれ、そういえば出てないかも」という漠然とした不安を、事実に変えるためです。
記録を見て「昨日出てる」とわかれば、心配しなくて済みます。「3日出ていない」とわかれば、様子を見るか受診するかを、根拠を持って判断できます。どちらに転んでも、気持ちが楽になります。

パートナーと共有していれば、「今日うんち出た?」と聞かなくても、同じ記録が見えます。夜中に交代したときも、直前の状況がわかった状態で対応できます。
気になる症状があるときは、自己判断せず小児科を受診してください。特に白色便・粘液の混じった血便・黒色便、繰り返す嘔吐、ぐったりしている場合は、迷わず受診してください。
参照
- 厚生労働省「乳幼児健康診査事業実践ガイド」
- 母子健康手帳「便色カード」(胆道閉鎖症の早期発見のため、全国の母子手帳に添付されています)
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