夜中の2時。3時間ぶりに泣き声で起こされて、授乳して、寝かしつけて、布団に戻ったのが3時。次に起きたのは4時40分。
こういう夜が続くと、時間の感覚がなくなります。昨日と今日の区別がつかなくなる。あの感じは、体験した人にしかわからないと思います。
つらさの正体は、睡眠不足そのものよりも、「いつまで続くのかわからない」ことなのではないか——私はそう思っています。

「いつまで」の答えは、残念ながら人それぞれ
先に、正直なことを書きます。「いつまで続くか」に、確実な答えはありません。
一般には、生後3〜4か月ごろから夜まとまって眠る子が増え、離乳食が進む生後6〜9か月ごろに夜間授乳が減っていくことが多い、と言われます。でも、1歳を過ぎても夜中に起きる子は普通にいますし、それは異常ではありません。
「6か月で夜通し寝ました」という話を聞くたびに落ち込む必要は、まったくありません。その子の話であって、あなたの子の話ではないからです。
「まったく寝ていない」は、たぶん事実ではない
ここで、記録の話をします。
睡眠不足のとき、人は自分の睡眠を過小評価します。「昨日はほとんど寝てない」と感じていても、記録を取ってみると、細切れに合計5時間眠っていた——ということが、よくあります。
5時間は、十分ではありません。 でも、「まったく寝ていない」と「細切れに5時間」は、まったく違う事実です。前者だと思い込んでいるあいだ、あなたは実際より過酷な現実を生きていることになります。

ママレコでは、就寝・起床をワンタップで記録すると、睡眠時間が自動で計算されます。昼寝と夜間を分けて記録でき、1日の合計がサマリーに出ます。
「今日は合計10時間眠っている」とわかると、少しだけ肩の力が抜けます。赤ちゃんはちゃんと眠れている。眠れていないのは、こちらだ——という事実が見えるだけでも、対策の方向が変わります。
記録でわかること、わからないこと
期待しすぎないように、正直に書いておきます。
記録でわかること
- 1日の合計睡眠時間(意外と眠れていることが多い)
- 起きる時間帯のかたより(毎晩2時ごろに起きる、など)
- 授乳から次の授乳までの間隔
- 週単位・月単位での変化の傾向(少しずつ間隔が伸びている、など)
記録ではわからないこと
- なぜ泣くのか
- 明日の夜どうなるか
- いつ終わるのか
記録は、原因を教えてくれません。 ただ、「変化しているかどうか」は教えてくれます。
そして、渦中にいるときに最も見えなくなるのが、まさにその「変化」です。毎日が同じに感じられる。でも、1か月前の記録を見ると、授乳間隔が2時間から3時間に伸びていたりします。進んでいることに、記録を見て初めて気づく。 これは、けっこう救いになります。
睡眠不足は、意志や愛情でどうにかなるものではありません。産後うつのリスクにも直結します。 родパートナー、家族、産後ケア、地域の保健師、一時預かり——使えるものは全部使ってください。「まだ大丈夫」と思っているときが、いちばん危ないことがあります。
夜を、ふたりで分ける
夜間の対応を分担しようとして、うまくいかない理由のひとつは、情報が片方にしかないことだと思います。
「さっき飲ませたばかりだから、抱っこで様子を見て」——この判断は、直前の状況を知っている人にしかできません。だから、起きるのはいつも同じ人になります。

記録が共有されていれば、深夜に起きたほうが、直前の授乳時刻を見て自分で判断できます。「1時に飲んでる。まだ2時間経ってないから、まず抱っこしてみよう」——この判断を、聞かずにできるというだけで、夜の分担は現実的になります。
ママレコは、パートナーをメールアドレスで招待するだけで、育児記録をリアルタイムで共有できます。共有機能は無料です。
終わらない夜はない、と書くのは無責任だけれど
こういう記事の締めに「いつか終わります」と書くのは、少し無責任だと思っています。渦中にいる人にとって、その言葉はなんの役にも立たないからです。
だから代わりに、こう書きます。
今夜が何時間眠れたのか、記録しておいてください。 1か月後に見返したとき、あなたが思っているより進んでいることに、たぶん気づきます。
参照
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