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朝の食卓で手帳のカレンダーに書き込む女性。左側に「最初の一歩は 周期を知る」の見出し 妊活

妊活の始め方|何から始める?やることリストの前に、まず済ませておく1つのこと

2026.09.10 ・ ママレコ編集部

「そろそろ妊活、始めてみようか」。そう思って検索してみたら、葉酸サプリ、基礎体温、排卵検査薬、産婦人科、プレコンセプションケア……と、やることが一度に押し寄せてきた。かえって手が止まってしまった。そんな経験はないでしょうか。

何が正解なのか分からないまま、とりあえずサプリだけ買って、あとは放置してしまう。よくあることだと思います。この記事では、たくさんある「やること」に飛びつく前に、最初に済ませておくと後がぐっと楽になる1つのことを書きます。

窓辺の木のテーブルに置かれた小さなノートとペン、基礎体温計、湯気の立つマグカップ

最初にやることは「買う・受診」ではなく、自分の周期を知ること

いきなり答えを書きます。妊活の入り口でまずやっておきたいのは、サプリを買うことでも病院を予約することでもなく、自分の生理周期を1〜2周期ぶん、記録して眺めてみることです。

こども家庭庁は、将来の妊娠・出産も含めて早めに自分の健康を整える「プレコンセプションケア」という取り組みをすすめています。葉酸をとる、風しんのワクチンを受けたか確かめる、体重やたばこ・お酒を見直す、といったことです。

その土台になるのが「自分の体の状態を知っておく」ことです。妊活も同じで、まず自分の周期の癖をつかむところから始めると、その後の一手一手が空振りしにくくなります。

なぜ最初に周期なのか。排卵検査薬をいつから使うか。タイミングをいつに合わせるか。基礎体温をどう読むか。このどれもが、「自分の周期はだいたい何日か」を知らないと決められないからです。順番が逆になると、道具だけ増えて振り回されてしまいます。

「妊活=やることが多い」という誤解

検索して上位に出てくる記事の多くは、「妊活でやること10選」のようにやることを並べてくれます。情報としてはありがたいのですが、全部を同時に始めようとすると、たいてい続きません。

見落とされがちなのは、順番です。妊活でやることには、今日から始めたほうがいいものと、自分の周期が分かってからのほうが効くものが混ざっています。それを切り分けずに一気に手を出すと、「基礎体温もつけて、検査薬も使って、サプリも飲んで……」と負担ばかりが増えてしまいます。肝心の「自分の体を知る」が、おろそかになりがちです。

もうひとつの誤解が、「周期は28日」という思い込みです。よく基準として出てくる28日はあくまで目安で、周期の長さは人によって違い、同じ人でも月ごとにゆらぎます。この前提で「生理から14日目が排卵」と決め打ちすると、実際とずれることがあります。だからこそ、平均ではなく自分の周期を先に知っておきたいのです。

周期のばらつきについては「生理周期は乱れて当たり前? 「順調=28日」という思い込みを手放す」に、排卵日の考え方は「排卵日はいつ?「生理から14日目」を信じていると、5日ずれることがある」にまとめています。

病院を考えるタイミングの目安

避妊をせずにふつうに性生活を送っていて、1年間妊娠しない場合を「不妊症」といいます(日本産科婦人科学会)。ただし、排卵がない、子宮内膜症や骨盤腹膜炎にかかったことがある、といった場合は、1年を待たずに検査や治療を始めたほうがよいとされています。年齢も大切で、35歳を過ぎると、すぐに治療を始めたほうがよい場合もあります。これは受診の一般的な目安であり、「1年は病院に行ってはいけない」という意味ではありません。不安があれば、いつでも婦人科に相談してかまいません。

今日から始めること・周期が分かってからでいいこと

やることに順番をつけると、こんなふうに整理できます。

時期 やること ねらい
今日から 生理の開始日・終了日を記録する 自分の周期の長さと癖をつかむ土台
今日から 葉酸をサプリで摂り始める 妊娠のごく初期に間に合わせるため(時期の理由は後述)
今日から 喫煙・飲酒・体重を見直す プレコンセプションケアの基本。ふたりで取り組む
早めに 風しんの予防接種歴・抗体を確認する 妊娠前に確認しておく(ふたりとも)
1〜2周期たったら 基礎体温をつけて低温期・高温期を見る 排卵のタイミングの目安をつかむ
周期が見えてきたら 妊娠しやすい時期に合わせて過ごす 排卵日1日に賭けず、幅で考える
気になる症状・年齢・期間で 婦人科に相談する 検査や治療は専門家と

このうち、例外的に「今日から」なのが葉酸です。赤ちゃんの神経管がつくられるのは妊娠のごく初期で、多くの人が妊娠に気づく前後の時期にあたります。こども家庭庁は、妊娠の1か月以上前から妊娠3か月まで、食事に加えてサプリメントなどから1日400μgの葉酸をとるようすすめています。

つまり「妊娠が分かってから」では遅く、妊活を始めた日からが目安です。ここだけは周期を待たずに始めてよいと思います。詳しくは「葉酸はいつから、どれくらい?「飲み忘れる」を前提に考える」に書きました。

もうひとつ、妊活は女性だけのものではありません。不妊の原因は、男性側と女性側で「ほぼ半々」といわれています(日本産科婦人科学会)。男性ができることは「男性の妊活でできること」にまとめました。

基礎体温は、いきなり毎朝きっちり測ろうとすると、たいてい三日坊主になります。まずは生理の記録だけでも十分に土台になります。基礎体温に進むときの読み方は「基礎体温の測り方と、グラフが「ガタガタ」でも大丈夫な理由」を参考にしてください。

「まず記録」を、道具に頼る

ここまで「まず自分の周期を知る」と書いてきましたが、正直なところ、周期を頭で覚えておくのはかなり難しいです。前回の生理がいつ始まったか、先月は何日周期だったか——思い出そうとするたびに手帳をめくるのは、それだけで続かない理由になります。

ママレコは、生理の開始日と終了日を記録していくと、その記録から自分の周期を学習して、次回の生理や排卵のおおよその時期を出します。固定の28日ではなく、あなたの直近の実績の平均から予測するので、周期にゆらぎがある人ほど、平均で決め打ちするより自分に近い目安が出ます。排卵も1日をピンポイントで示すのではなく、妊娠しやすい期間として幅で表示する形です。

ママレコの生理・排卵を表示したカレンダー画面

葉酸のような毎日の習慣は、カスタムリマインダーで「飲んだかどうか」を記録できます。基礎体温に進みたくなったら、グラフが自動で描かれ、PDFに書き出して受診時に持っていくこともできます。最初は生理の記録だけ、慣れてきたら基礎体温、必要になったら受診——という順番を、そのままアプリの中でたどれるようになっています。

なお、生理・基礎体温・妊娠といった妊活の記録は、あなた本人だけが見られるもので、パートナーには共有されません。共有できるのは、赤ちゃんが生まれてからの育児・成長の記録です。妊活の時期は、自分のペースで、自分だけのために記録して大丈夫です。

予測・判定は目安です

ママレコが表示する周期や排卵の予測は、記録にもとづく目安であり、医療的な診断ではありません。妊娠しやすさには年齢や体の状態などさまざまな要因が関わります。気になる症状があるときや、なかなか授からないと感じるときは、自己判断せず医療機関にご相談ください。

全部を一度に始めなくていい

妊活と聞くと、明日から生活のすべてを変えなければいけない気がして、身構えてしまうかもしれません。でも、最初の一歩は「生理が始まった日を記録する」くらいの、拍子抜けするほど小さなことで十分だと思います。

そこから1〜2周期ぶん眺めてみると、「自分はだいたい何日周期なんだな」という感覚が、なんとなく見えてきます。その土台があるだけで、次に何をすればいいかが、ずいぶん決めやすくなります。焦って道具を増やす前に、まず自分の体を知ることから、始めてみませんか。

参照

ママレコで、毎日の記録をかんたんに。
妊活から育児まで、ふたりで使える記録アプリです。

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